きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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G1馬4頭を含む重賞馬14頭と豪華なメンバーが揃った今年の中山記念は、最内ラチ沿いから抜けだしたジャスタウェイがアルキメデスに3馬身半差をつけて完勝。4ヶ月ぶりのレースを制して、ドバイへ向けての弾みをつけました。

同じくドバイへ向けて出走していたトウケイヘイローは、スタートで出遅れてしまい、2コーナーでグングン押し上げ向こう正面でダイワファルコンから先頭を奪うも、最後の直線はスタミナ切れで6着でした。

それにしても驚いたのは、ジャスタウェイが最後の直線で馬場最内のラチ沿いを突破した姿でした。昨年は エプソムカップから関屋記念、毎日王冠と2着つづきからの天皇賞(秋)制覇で、当時は5番人気の評価でした。しかしジェンティルドンナに4馬身差をつけた走りは本物で、今回の中山記念でさらにその実力は不動のものになりました。ドバイでのレースがさらに楽しみになってきました。

2着にはアルキメデス、3着にはロゴタイプが入りました。ロゴタイプは昨年皐月賞でクラシック一冠を手にして以降、ダービー5着、札幌記念5着の成績で、疲労が残っていたため、秋は全休。今回はおよそ半年ぶりの実戦でした。+12キロと馬体を増やしての出走で、復活の兆しを見せました。ドバイ・デューティフリーへも招待されており、今回の結果でどのような選択がとられるのでしょうか。

ドバイの地で日本馬の活躍に期待が高まる中山記念でした。

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