きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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土曜は中山と阪神でそれぞれ重賞レースが行われます。中山のメイン・オーシャンステークスは30日に行われる高松宮記念へ向けた前哨戦です。優勝馬には高松宮記念の優先出走権が与えられます。

昨年まで短距離路線はロードカナロアが王者に君臨し、国内スプリントG1・3連覇にマイルへの2階級制覇、香港スプリント連覇と時代を席巻してきました。

振り返ればロードカナロアが登場時、短距離路線にはカレンチャンがスプリント女王として立ちはだかり、2012年のスプリンターズステークスでそのカレンチャンに雪辱を果たしたところからロードカナロアの王道がさらなる高みへとスタートを切りました。

さて国内の短距離路線はそのロードカナロアが引退して新たなる主役の登場に期待が向けられます。ロードカナロアに1度土をつけ、スプリンターズSでは3/4馬身差逃げ残ったハクサンムーンがその第1候補でしょう。まずは今年初戦、その快走に注目したいと思います。

阪神のメインではハープスターの登場です。昨年暮れの阪神ジュベナイルフィリーズ2着以来の出走です。東スポ杯2歳ステークスに先月の共同通信杯と重賞2連勝のイスラボニータを、新潟2歳ステークスで3馬身ちぎったのですからここでも当然主役でしょう。ダービーへ向かうとするなら、日曜中山で行われる弥生賞出走馬との力関係ということになりそうです。

最強牝馬に超良血牡馬、両馬の激突へ向けた物語がはじまろうとしているようにも感じられます。

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