きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

今日は3月11日です。東日本大震災から3年が過ぎました。ふと気がつくと、以前と変わりなく競馬が毎週行われていますが、この日になるとあの3月、そして2011年の風景を思い出します。大震災で亡くなられた方々へ心からお悔やみ申し上げます。また、いまなお行方のわからない方々のご家族をはじめ、被災された方々に、心からお見舞いを申し上げます。

先週チューリップ賞を完勝したハープスターが、凱旋門賞へ登録を予定していると各スポーツ紙が報じました。春のクラシックの結果や内容次第にはなりますが、挑戦が実現すれば3歳牝馬としての凱旋門賞は日本馬では初めてになります。その春は、桜花賞からオークスへと向かうようです。ハープスターにとってまずは牝馬二冠をきっちり獲得することがこの春の目標となったようです。

今週は阪神競馬場で桜花賞トライアルのフィリーズレビューが行われます。小倉2歳ステークス、デイリー杯2歳Sと2つの重賞タイトルホルダー・ホウライアキコが出走を予定しています。昨年暮れの阪神ジュベナイルフィリーズは大外枠からの発走でイレ込みもきつく、最後は失速しての7着でした。巻き返しから本番へつなげることができるでしょうか。

出走馬の中で注目してみたいのが関東からの遠征となるエスメラルディーナです。デビュー戦ではダート1600mで5馬身差をつけ完勝。2戦目のジュニアカップではただ1頭牡馬に混じってのレースで勝利を収めています。

父Harlan's Holidayはアメリカ産馬で現役時代はフロリダダービーにブルーグラスステークスを勝った馬です。2003年にはドバイワールドカップにも出走。ムーンバラッドの2着になっています。Harlan's Holidayは昨年他界しこの世を去っていますが、2012年には2歳世代の獲得賞金レコードを更新しその血を産駒へと引き継いでいます。エスメラルディーナは前走で芝でも通用する走りを魅せました。ホウライアキコにベルカントと、快速馬が揃うレースで、今度はスピード決着に対応できるでしょうか。

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