きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

レーヌミノル桜一冠

4月10日は松永幹夫調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
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日曜阪神競馬場で行われた桜花賞は、8番人気のレーヌミノルが優勝、1番人気に支持されたソウルスターリングが直線伸びきれずに3着の結果に終わりました。ソウルスターリングは前日オッズでは単勝1.1倍、最終的には1.4倍でのレースとなりました。レースを振り返ると、スタートから途中カワキタエンカが外からハナを奪って先頭に立ち後続を離して逃げ、ソウルスターリング、ミスエルテらが控える隊列と、アドマイヤミヤビが追走する後続部隊の大きく3つの固まりに分かれて展開。1000mの通過が58秒3で、やや重の馬場を考えても速いペースだったといえるでしょう。
直線でカワキタエンカが馬場内に入り、馬場真ん中からソウルスターリング、その前を走るレーヌミノルが先に先頭に立ち、ソウルスターリングは手前を何度も変えながらレーヌミノルを交わせずに、最後は後ろから伸びてきたリスグラシューにも前を譲り初黒星となってしまいました。

勝ったレーヌミノルは昨年小倉2歳ステークスで後続を6馬身ちぎったレースが強く印象に残り、スプリンターの見方が多くを占めていました。それでも暮れの阪神ジュベナイルフィリーズでは3着に入ってましたから、距離は問題なかったのでしょう。レーヌミノルは父ダイワメジャー、母父タイキシャトルの血統になります。母父タイキシャトルといえば、スプリンターズステークスにヴィクトリアマイルを連覇したストレイトガール(父フジキセキ)に、2014年のダービー馬ワンアンドオンリー(父ハーツクライ)がいます。レーヌミノルもG1・3つ勝ったストレイトガールのように大きく育っていきそうな感じがします。

ソウルスターリングの敗因は馬場だったのでしょうか。終わってみれば、今年の桜花賞は昨年の阪神ジュベナイルフィリーズの上位3頭の着順が入れ替わった形での結果でした。にもかかわらず勝ったレーヌミノルの単勝は40.8倍。馬場の影響もあるのでしょうが、今年のクラシック戦線は牡馬も牝馬も掴みどころが難しい空気に覆われながら展開していきそうです。

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