きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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ドバイワールドCを一口で言うと、芝馬が勝つレースだと考えて良いと思います。ナドアルシバからメイダンに移った過去4年、勝ち馬はすべて芝の重賞を勝っていた馬ばかりでした。と言っても世界が認める超一流馬というわけではなく、微妙にタペタ適性の影響もありそうです。2010年のグロリアデカンペオンはブラジル産、フランスに移籍して少しずつ環境に慣れ、シンガポール国際航空Cで初G1をゲットしています。メイダンの水が合ったのかトライアル1着、2着から本番で抜群のタペタ適性を発揮して勝利を飾っています。

翌年のヴィクトワールピサはご存じ皐月賞馬、有馬記念を制し、中山記念で強い勝ち方をして堂々の日本代表に、ワールドCをは横綱相撲でしたね。東日本大震災直後の母国に希望の灯火をくれました。一昨年のモンテロッソは地味な成績でしたが、グロリアデカンペオン同様にメイダンを使われながら本番でここ一番の底力を見せてくれました。今年から日本で種牡馬入りしています。

昨年のアニマルキングダムはアメリカ調教馬ですが、ダートの勝利は唯一ケンタッキーダービーだけで芝やAWが活躍の場という変わり種でした。ヴィクトワールピサを除けば、やはりAW経験馬が強い、そんな傾向がうかがえるようです。

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