きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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マイネルキッツが調教中の鼻出血で無念にも出走回避、今年の有馬記念は14頭立てということになります。無類の中山巧者だけに残念です。今週月曜日にほしのあきさんと結婚式の三浦皇成騎手、“ご祝儀馬券”をと考えていたファンもガッカリです。

さて、回を重ねて56回目ともなると、いろんな記録がかかってきますね。まず親子制覇はシンボリルドルフとトウカイテイオー、成し遂げたのはこれまで一組だけですが、今年は四組の父と子が偉業に挑みます。

時系列で追うとキングトップガンの父マヤノトップガンは95年のこのレースを6番人気ながら完勝しています。アーネストリーの父グラスワンダーは98、99年の連覇馬。01年に21世紀初のグランプリホースに輝いたマンハッタンカフェはヒルノダムールを送り込みます。04年に2分30秒台を切るレースレコードで勝ったゼンノロブロイはご存じペルーサで勝負を挑みます。

注目は勝てば史上初となるオルフェーヴルの兄弟制覇、全兄ドリームジャーニーは一昨年の勝ち馬ですね。コース適性が遺伝するのかどうか分りませんし、今年は震災の余波でスプリングSが阪神、皐月賞が東京で行われたため彼自身の中山適性も謎が多いのは確かです。

ヴィクトワールピサは史上5頭目の連覇が課題です。先達はスピードシンボリ、シンボリルドルフ、グラスワンダー、シンボリクリスエスと歴史的名馬ばかり。中山4戦4勝とメンバー中では屈指のコース巧者、先へ行くのか、まくるのか、面白いレースになりそうです。

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