きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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マイネルキッツに続いてペルーサまでも。両馬とも今週月曜の有馬記念プレミアムレセプションでグランプリへの強い意欲を陣営が示していました。一寸先は闇、そんなありふれた言葉を思い浮かべてしまいます。残念です。

さて、今日は有馬記念と並ぶ歳末のビッグイベント、中山大障害が行われます。障害レースには10の重賞が組まれていますが、中山グランドジャンプ、中山大障害がG1格付けです。今年は9つの重賞を消化した時点で2つ勝ったのはマジェスティバイオだけで猫の目にように勝ち馬が入れ替わっています。しかも1番人気は未勝利、障害戦線は混戦気配です。

こうしたチャンピオン不在の時期が長引くと障害レース自体の存在感が薄まり人気も低迷気味です。障害の世界最高峰レース・グランドナショナルは売上で有馬記念を抜いて世界一の座についています。ヨーロッパではそれほど障害レースの人気が高いようです。

日本で障害レースが人気のあった頃は、60年代に大障害4連覇を果たしたフジノオー、この馬は本場のグランドナショナルにも挑戦しました。70年代にはグランドマーチス、バローネターフなど圧倒的に強いスターホースが君臨していました。80年代にはテンポイントの全弟キングスポイントが大障害連覇でファンを湧かせています。平地もそうですが、スターホースあってこその競馬です。

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