きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

いざクライマックスへ!

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中央競馬も残り2日。有馬記念を前に、昨日中山競馬場では障害競走の最高峰・中山大障害が行われました。距離4100m。スタミナと精神力を要する過酷なレースで、今年は11頭が出走しました。
勝ったのは圧倒的1番人気に支持されレースに挑んだオジュウチョウサンでした。前年の覇者アップトゥデイトの後ろにオジュウチョウサンがつけて道中を展開。向こう正面でアップトゥデイトが早めに先頭に立ち仕掛けると、今度はオジュウチョウサンがアップトゥデイトに並びかけ、前年の王者と今年春の王者が一騎打ちに。直線では一気にオジュウチョウサンが一気に差を広げて、最後は9馬身差をつけての圧勝で、春につづいての障害G1連覇となりました。最終コーナーでの新旧王者の激突は、かつて阪神大賞典で繰り広げられたナリタブライアンとマヤノトップガンとの一騎打ちを彷彿させる展開で、さらに最後の直線での独走劇はまるでシンボリクリスエスやオルフェーヴルの有馬記念圧勝劇を思い出させるほどの内容でした。2着にはアップトゥデイト、3着にはルペールノエルの結果でした。

中山大障害が終わると、いよいよ有馬記念です。枠順も決まり、あとは当日を迎えるばかりです。今年は16頭が出走。今年1年を締めくくる物語に期待が高まります。

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