きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2016.11.23

ヌーヴォレコルトな風

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今月初め、競馬の祭典ブリーダーズカップデーの芝牝馬頂上戦BCフィリー&メアターフに日本からチャレンジしたヌーヴォレコルトですが、サンタアニタのトリッキーなコースに戸惑ったのか競馬にならず二桁着順に沈みました。でも幸いに馬は元気なようで、日本時間で25日朝にデルマー競馬場の芝2200mで行われるG3レッドカーペットHに姿を見せます。10頭立てですが、移籍馬、遠征馬が集結し国際色豊かで華やかな一番になりそうです。世界のスターがレッドカーペットを闊歩するちょっとした映画祭気分です。

ドイツから移籍したアーレスという馬に前売り人気が集まっているようです。前走の移籍初戦G3を手堅く2着にまとめて上昇気配が買われたのでしょうか。日本からのヌーヴォレコルトは2番人気で、それに続くのがフレンズファイドという地元馬。前走はG1ロデオドライブSで3着に健闘しています。勝ったアヴェンジがフィリー&メアターフで3着だったことを考えると実力一級品でしょうね。フランスから移籍したガリレオ産駒イントゥザミスティックが4番手、その他にもアルゼンチンやウルグアイからの移籍馬も顔を揃えました。トランプ新政権の行く手は不透明ですが、こうして見ると、この国はアメリカンドリームを求めて世界中から集まってくる自由の国なんだなぁ、そんな思いが改めて浮かんできます。

ヌーヴォレコルトはデルマーの後は今回同様に岩田康誠騎手とともに、来月11日シャティンの香港ヴァーズへと転戦します。この1ヶ月ちょっとで3走と日本の一流馬、しかも牝馬にしては珍しくハードなローテーションになりますが、ヌーヴォー(新風)という馬名の誇りがにじみ出ています。勝ち負けは別にして、この経験は長く伝えたい貴重なものになるのでしょう。自身も含めて海外を飄々とした顔つきで飛び回る、ハーツクライの血の逞しさ健康さには感嘆するばかりですね。