きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2016.11.17

若き種牡馬たち

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フランケルの来年の種付け料が12万5000ポンド≒1700万円で据え置かれたというニュースをお伝えしましたが、ドーヴァー海峡を渡ったフランスからは景気の良い話題が届けられました。今年、フランスのジャン・クロード・ルジェ厩舎は仏ダービー、英愛の両チャンピオンS連勝のNo. 1三歳馬アルマンゾル、仏牝馬二冠を無敗で制したラクレソニエールが牽引してG1を勝ちまくった日の出の勢いを見せつけましたが、その原動力になったのがルアーヴルというこれもルジェ調教師が管理した今年10歳の働き盛りの種牡馬でした。

初年度産駒のアヴニールセルタンがルジェ師の薫陶でギニー、オークスの仏牝馬二冠を制して評判を呼びましたが、3世代目のラクレソニエールもアヴニールとほとんど同じ蹄跡で二冠を含む8戦8勝の素晴らしい成績を残しています。評判がウナギ登りなのも当然でしょう。来年は今年の3万5000ユーロから大幅アップの6万ユーロ≒700万円に値上がりします。日本には馴染みの薄かった血統ですが、アヴニールセルタンは母ともども社台ファームに購買されており、とりあえずは母系を通じてお目見えします。

フランスのもう一頭の注目新進種牡馬はアガ・カーン殿下のシユウニという9歳馬です。この馬も初年度産駒から殿下のオーナーブリーダー馬であるエルヴェディアを出して話題になりました。彼女は昨年、仏1000ギニー、コロネーションS、サンチャリオットSとG1を3勝して父の名を高めました。シヨウニはヌレイエフ系ピヴォタルを父に、母父がダーレージャパンにいるキングズベストですから、日本とは親和性の高い血統構成と言えそうです。殿下のボンネヴァル牧場において今年の3万ユーロから来年は5割アップの4万5000ユーロ≒520万円で供用されます。ルアーヴル、シヨウニとも日本でブレイクするのは、もう少し先でしょうが、まだこれからという若い種牡馬ですから名前を覚えておいて損はないと思います。