きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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土曜京都のメインは平安ステークスです。以前は2月のフェブラリーステークス前哨戦として行われていたレースでしたが、この時期に行われていた東海ステークスと開催時期が交換されました。

5月の開催ですから、来月の帝王賞へ向けての前哨戦といった位置づけです。昨年はニホンピロアワーズが斤量59キロをはねのけて優勝。ジャパンカップダートでの優勝がフロックではなかったことを示して、堂々と帝王賞へと歩を進めていきました。

さて今年ですが5歳馬のナムラビクターに印が集まっています。ナムラビクターはゼンノロブロイ×エンドスウィープの血統です。ゼンノロブロイ産駒は2009年からレースに出走していますが、ダートでの重賞勝利はこのナムラビクターが最初になります。ナムラビクターは、3歳時にレパードステークスでホッコータルマエのクビ差の2着に迫った馬でした。その後、一度神戸新聞杯で芝コースを試しますが、再びダートへ戻り、ブラジルカップを圧勝。期待されたものの武蔵野ステークス後に骨折が判明。長期休養を余儀なくされます。10ヶ月の休養から復帰後、使われながら徐々に力を戻し、前走のアンタレスステークスではニホンピロアワーズを下して初の重賞タイトルを手にしました。

母父エンドスウィープの産駒にはダート重賞6連勝で、JBCスプリントを勝っているサウスヴィグラスもいますから、ナムラビクターはまだ伸びしろがありそうな感じもします。

今年はゼンノロブロイ産駒がよく走ります。日曜のオークスには3頭顔を並べました。ナムラビクターもゼンノロブロイの血を躍動させる1頭となるでしょうか。

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