きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

古馬牝馬優勢?

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日曜は京都競馬場で牝馬頂点を決めるエリザベス女王杯が行われます。今年は15頭が出走。前日オッズではマリアライトが単勝3.4倍で1番人気、ついでミッキークイーンが3.8倍で2番人気、クイーンズリングが6.1倍で3番人気、タッチングスピーチが7.2倍で4番人気、パールコードが9.2倍で5番人気とここまでが10倍を切るオッズで、以下マキシマムドパリ(19.8倍)、ヒルノマテーラ(23.2倍)、アスカビレン(36.5倍)らがつづきます。

エリザベス女王杯といえば、1996年に古馬牝馬に開放されて以降、3歳牝馬クラシック戦線で結果を出してきた馬と古馬牝馬の激突に古都を色染めてきました。近年では牝馬三冠のアパパネがイギリスの最強牝馬スノーフェアリーと激突したり、オークスに秋華賞を勝ったメイショウマンボが古馬牝馬を一蹴して3つ目のG1タイトルを獲得。3歳牝馬の活躍だけでなく、一方では牝馬クラシックでジェンティルドンナと競ったヴィルシーナの悲願達成を古馬牝馬のレインボーダリアが阻み、オークス馬ヌーヴォレコルトも古馬牝馬のラキシスによってG1タイトルを阻止されました。

さて今年ですが、3歳牝馬クラシック戦線を賑わせた実力馬の多くは、休養あるいは別路線へとまわり、エリザベス女王杯へ出走してきた3歳牝馬は秋華賞2着のパールコードと同9着のデンコウアンジュの2頭のみとなりました。出走数では圧倒的不利にある3歳牝馬ですが、古馬牝馬をはねのけ古都を染めることができるでしょうか?

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