きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

主役多数、2歳牝馬路線

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先週は国内G1こそひとやすみだったものの、2歳重賞2つに芝、ダート重賞とあわせて4つの重賞レースに海外馬券第3弾と内容盛りだくさんの週末でした。
その中でも衝撃的だったのは、フランケル初年度産駒ミスエルテのレース内容でした。スタートで後方からのレースとなるも、直線まとめて先行馬を差し切り優勝。あっさりと重賞を勝ってしまうところに、ミスエルテあるいはその先にいるフランケルの血の奥深さをまざまざと感じさせられました。ミスエルテは今回の勝利で2歳牝馬戦線の主役に躍り出たわけですが、ちょうど同じ日の場所を変えたメイン・東京の京王杯2歳ステークスには牝馬レーヌミノルが出走。牡馬にまじり2着に好走しました。レーヌミノルは小倉2歳ステークスで2着以下を6馬身以上ちぎった馬で、今回2着に敗れたものの世代屈指の快速の持ち主。阪神ジュベナイルフィリーズを大目標に調整が進められます。

この両馬以外にも、アイビーステークスを勝ったフランケル産駒のソウルスターリング、夏の新潟で新潟2歳ステークスを破格のタイムで勝ち上がったヴゼットジョリーに、アルテミスステークスで強烈な末脚を披露したリスグラシューにフローレスマジック、ブエナビスタの初仔コロナシオン、サトノダイヤモンドの半妹リナーテもデビュー戦を勝ち上がり、デビューを控える良血馬を含めれば非常に粒揃いの世代です。
来年のダービーは牝馬で賑わせるかも? 先走ってそんな夢想すらしてしまいたくなるほど楽しみな2歳牝馬戦線となりそうです。

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