きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2014.6.2

ようこそいらっしゃいませ。

ダービーが終わりました。81回目のダービー馬にはワンアンドオンリーが輝きました。皐月賞4着からの戴冠です。直線では、皐月賞馬イスラボニータとの激しい叩き合いでした。ラスト200mで先に抜けだしたのはイスラボニータでした。そのすぐ隣りにいたワンアンドオンリーが逆襲に転じて、ゴール直前までの両者譲らずの攻防は実に見応えがありました。

ワンアンドオンリーの父はハーツクライです。2004年のダービーでは、ハーツクライの前でキングカメハメハが大きく立ちはだかりました。そのハーツクライを手がけたのは橋口調教師で、ダービーでは今日と同じコンビ横山騎手が鞍上していました。

橋口調教師は68歳です。1990年に初めて管理馬をダービーに出走させてから、1996年のダンスインザダークにはじまり、2004年ハーツクライ、2009年のリーチザクラウン、2010年ローズキングダムと4度の2着がありました。2016年2月いっぱいの定年までの、限られた時間のなかで、今回悲願のダービー制覇となりました。

唯一の牝馬からの挑戦となったレッドリヴェールは直線で伸びきることができずに終わりました。470キロ、480キロの馬体重の牡馬がひしめき合う中で、レッドリヴェールの馬体重は410キロと、まるでグラビアアイドルのようなシャープでスリムな馬体です。それでもなお、果敢にダービーへと挑戦したその走りには拍手を送りたい想いです。ひと夏を越し、ぜひまた成長した姿を見せてください。