きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

二強の激突か、それとも…

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菊花賞当日を迎えました。日曜京都競馬場では3最クラシック最終章の菊花賞が行われます。JRAより発表された前日オッズでは、サトノダイヤモンドが単勝2.4倍で1番人気、ディーマジェスティが単勝3.4倍で2番人気、以下ミッキーロケットが13.0倍で3番人気、カフジプリンスが13.3倍で4番人気、レッドエルディストが15.4倍で5番人気、エアスピネルが18.3倍で6番人気とつづきます。サトノダイヤモンドvsディーマジェスティ。この2頭の激突にオッズが集中しています。

振り返れば今年の3歳クラシック戦線は、豊富な話題だけでなく実力も兼ね備え史上最強世代とも称されながらレースを繰り広げられてきました。春、サトノダイヤモンドが連勝でクラシック戦線に名乗りを上げれば、弥生賞ではリオンディーズ、エアスピネル、マカヒキの三頭が激突。2歳王者を下したマカヒキが世代上位にのし上がり、皐月賞ではサトノダイヤモンド、リオンディーズ、マカヒキが三強を形成してのレースとなりました。
しかしその皐月賞を優勝したのは、共同通信杯を勝っていながらもまだ低評価だったディーマジェスティでした。直線で三強を抜き去りレースレコードを塗り替える勝ちタイムでの勝利で、ディーマジェスティの評価は激変。ダービーではディーマジェスティが1番人気に支持され、3歳クラシック戦線はディーマジェスティ、サトノダイヤモンド、マカヒキ、リオンディーズの四強へと移り変わっていきます。そしてレースはマカヒキ、サトノダイヤモンド、ディーマジェスティの順で決し、この3頭が世代の頂点に並ぶこととなりました。

皐月賞馬ディーマジェスティよりもサトノダイヤモンドが支持を集めるのは、サトノダイヤモンドに勝ってほしい、そんなファンの想いがオッズ上から感じとれます。二強の激突か、それとも他馬が名乗りをあげるのか。今年の3歳クラシック戦線最後の舞台はどんな結末となるのでしょうか。

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