きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

王者の貫禄

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月曜(祝日)は京都競馬場で京都大賞典、地方の盛岡競馬場ではマイルチャンピオンシップ南部杯が行われました。

京都大賞典の方は、1番人気のキタサンブラックが人気に応えて秋緒戦を勝利で飾りました。レースはヤマカツライデンが先手を奪いキタサンブラックは2番手追走。ラブリーデイが4番手あたりにつけて、サウンズオブアースが後方から2番手で進み、道中1000m通過が1分2秒0のゆったりとした流れを直線残り200mでキタサンブラックが先頭に立ち、そのまま押し切っての勝利でした。2着にアドマイヤデウス、3着ラブリーデイ、サウンズオブアースは直線後方から追い込むも4着までの結果でした。
キタサンブラックはこれで重賞5勝目。今年の秋は京都大賞典からジャパンカップ、有馬記念のローテーションが発表され、次走へ向けて王者の貫禄をみせつけたレースとなりました。

王者の貫禄と言えば、盛岡競馬場で行われたマイルチャンピオンシップ南部杯も王者コパノリッキーが強い競馬で圧勝。レコードタイムで存在感を示したレースとなりました。道中はロイヤルクレストが先手を奪い、コパノリッキーは2番手につけたホッコータルマエを見るようにして3番手を追走。同レース3連覇を狙う前年の覇者ベストウォーリアはコパノリッキーのすぐ後ろにつけてピッタリとコパノリッキーをマークする形で位置取り最終コーナーへ。先に先頭に立ったホッコータルマエをコパノリッキーが交わし、その外からベストウォーリアが追撃するも、コパノリッキーがさらに差を広げて優勝。ベストウォーリアに1馬身3/4差をつけ1分33秒5のレコードでの完勝となりました。
主戦の武豊騎手が同日キタサンブラックに騎乗し、田辺騎手と2年ぶりのコンビ復活もさらに強さを見せつけたコパノリッキーのレースとなりました。

京都に盛岡に、どちらも王者が貫禄を示したレースとなりました。

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