きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

海外馬券スタート

ようこそいらっしゃいませ。

楽しみな週末を迎えました。日曜は中山競馬場でスプリンターズステークス、そして同日夜にはフランス・シャンティイ競馬場で凱旋門賞が行われダービー馬マカヒキが出走。国内初の海外馬券が発売されます。
海外馬券への動きについては、2000年半ばあたりからその期待が出始めていました。特に日本から凱旋門賞への出走馬が2000年に入り増加。2006年には三冠馬ディープインパクトが出走し、現地へのツアーで日本から多くのファンがフランス・ロンシャン競馬場へとかけつけ、話題にもなりました。その後も、メイショウサムソンにナカヤマフェスタ、ヴィクトワールピサ、オルフェーヴル、キズナらが遠征。2014年はハープスター、ジャスタウェイ、ゴールドシップと3頭のG1馬が凱旋門賞へ挑み、凱旋門賞以外にも12月の香港国際競走であったり、ドバイワールドカップデーであったり、日本馬の出走、あるいは活躍を重ねるに連れ、レースをただ観戦しての応援から馬券を購入したいというファンのニーズが広がりをみせていました。

その背景や叫ばれ続ける国際化の流れを受け、昨年競馬法が改正。海外馬券発売の第1弾として10月2日の凱旋門賞が決定されました。

海外馬券の発売はインターネットでの投票となります。単勝・複勝・ワイド・馬連・馬単・3連複・3連単の7式別を発売。独立プール方式での発売でオッズは日本国内独自のものとなります。
今年の凱旋門賞の馬番・ゲート番は以下の通りとなりました。

1、8、ニューベイ(牡4)
2 、7、ポストポンド(牡5)
3、13、 ミグワール(牡4)
4、11、ハイランドリール(牡4)
5、9、ワンフットインヘヴン(牡4)
6、2、ザグレーギャツビー(牡5)
7、4、シルバーウェーヴ(牡4)
8、16、オーダーオブセントジョージ(牡4)
9、3、シルジャンズサガ(牝6)
10、12、ファウンド(牝4)
11、6、ハーザンド(牡3)
12、1、ヴェデヴァニ(牡3)
13、5、タリスマニック(牡3)
14、14、マカヒキ(牡3)
15、10、サヴォワヴィーヴル(牡3)
16、15、レフトハンド

多くのファンにとり、馬名や戦績から実力差を連想するのは、よほど海外レースへ精通しているファンでない限り難しいことでしょう。馬券を通してのレースへのワクワク感といえば、第1回のジャパンカップもこのような雰囲気だったのでしょうか。日本馬が凱旋門賞へ挑戦することはこれまでの歴史同様ですが、馬券が加わったことで、これまでとは違った見方での凱旋門賞にもなっていきそうです。

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