きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2010.12.1

ようこそいらっしゃいませ。

中山開催第1週のメインはステイヤーズS(G2)です。現在、日本で3000m以上の長距離重賞は全部で5つ。天皇賞・春3200m、阪神大賞典3000m、ダイヤモンドS3400m、そして最長距離を誇るのがステイヤーズSということになります。菊花賞3000mは3歳限定ですから古馬ステイヤーにとってチャンスは年間4回と限られています。

世界的にみても長距離G1は減少傾向にあり、イギリスのアスコットゴールドC4000m、フランスはカドラン賞4000mとロワイヤルオーク賞3100m、オーストラリアのメルボルンC3200mくらいでしょうか。ステイヤーにとっては何とも生きづらい世の中です。

いっそ世界の長距離レースをひとまとめにする手もあります。現在の日程を尊重するなら5月の天皇賞・春からスタートして、6月のアスコットゴールドC、10月初旬のカドラン賞、そして11月初旬のメルボルンCをシリーズ化して、ステイヤーの世界選手権を実現すれば面白いかもしれません。9月のアイリッシュセントレジャーを挟むのもありでしょう。長距離馬にとってはチャンスが広がり、ファンにはレベルアップした長距離戦が見られます。

ことしジャガーメイルがメルボルン行きを断念した検疫問題、また実力馬に過酷すぎるハンデのあり方など克服しなければならない課題は多いのですが、ステイヤーを絶滅させないためには何かの手立てが必要です。

ついでといっては何ですがステイヤーズSをG1に格上げして世界選手権最終戦に持ってくるのも夢があります。難題が多すぎるダート一流馬を呼ぶより、ワールドクラスのステイヤーを呼ぶ方が現実味があります。資金力のあるJRAが音頭をとってくれないでしょうか。