きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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福島競馬場で行われた七夕賞は、5番人気のメイショウナルトが好スタートから先手を奪い、そのまま逃げ切り勝ちを収めました。昨年夏の小倉記念を勝って以来の重賞2勝目です。

メイショウナルトはハーツクライの初年度産駒です。夏になると途端に走りだす馬で、昨年は5月の条件戦から連勝、7月の関ケ原ステークス2着をはさみ、小倉記念でレコードV、オールカマー2着の成績を残しています。その後、アルゼンチン共和国杯、金鯱賞と期待されるも、いずれも14着と大敗。休養後の新潟大賞典、鳴尾記念も二桁着順となかなか馬の気分が乗ってこないレースがつづきました。

夏の馬といえば同じ冠のメイショウカイドウを想い出します。メイショウカイドウの場合は、中でも小倉競馬場を得意として、小倉記念、小倉大賞典、北九州記念と小倉3重賞を制覇した馬でした。

メイショウナルトは今回サマー2000シリーズ第1戦を完勝し昨年レコード勝ちした小倉記念も控えてますから、今回の勝利は大きなアドバンテージとなりました。

中京競馬場で行われたプロキオンステークスの方は、1番人気のベストウォーリアがキョウワダッフィーをクビ差おさえて昨年のユニコーンステークスにつぐ2つ目の重賞タイトルを手にしました。ベストウォーリアはコパノリッキーと同世代で、フェブラリーステークスでは3番人気に支持されるなど期待を集めている馬です。今回、脚抜きがよい馬場でのスピード勝負となりましたが、それでも末脚を活かしての快勝でした。今年のフェブラリーステークスでは13着でしたが、まだまだ成長を感じさせ、いずれ大きな戴冠も期待させる内容だったようにも思います。

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