きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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九州南部では昨年より8日間遅い梅雨明けが発表され、日本各地では夏の名物である甲子園の地区予選も始まり、いよいよ夏本番ですね。

競馬の方はというと、サマーシリーズがそれぞれ開幕戦を迎え、今週の函館ではサマー2000シリーズ第2戦の函館記念が行われます。今年で第50回を迎える函館記念は、函館競馬場で行われる重賞競走の中で最も歴史のあるレースであり、長くファンに親しまれてきました。開幕から2戦目となる同レースですが、シリーズ王座をめぐる攻防の行末を占う上で、非常に重要な一戦となっています。

昨年、函館記念を制したトウケイヘイローは次走の札幌記念でも優勝を果たし、2000シリーズチャンピオンの座を獲得しました。一昨年の優勝馬トランスワープも同様に次走の新潟記念を制し、チャンピオンに輝いています。2年連続で同レースを足がかりにシリーズチャンピオンが誕生していますから、今回のレースの動向が気になりますね。

注目は重賞2勝をあげ、G1競走でも好走し、存在感を示しているダークシャドウでしょうか。前走のエプソムCでは持ち前の強烈な末脚を披露して3着に入り、復活の兆しが見られましたね。洋芝コースの適性も高いようで、2年9ヶ月ぶりの勝利に期待がかかります。これに対するは、脚部不安による長期休養から見事カムバックを果たしたグランデッツァや重賞3勝の実績を持つナカヤマナイト、唯一3歳馬ながら参戦となる素質馬バウンスシャッセ、函館の洋芝コースで好成績を残しているラブイズブーシェなどが相手となりそうです。ここでの活躍が秋の大舞台にもつながるだけに、白熱した戦いが見られそうですね。

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