きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今週水曜日、須貝調教師からジャスタウェイ、ゴールドシップ両頭の凱旋門賞参戦が発表されました。ジャスタウェイは本番へ直行、ゴールドシップは8月の札幌記念から本番へと向かうプランのようです。

振り返れば昨年、勝つのはどこか当たり前かと思われていたオルフェーヴルが3歳牝馬フランスのトレヴに5馬身差をつけられ2着に終わったとき、その敗戦にもうあと何年経ったら凱旋門賞優勝へと近づけるようになるのかと、非常に重いものを痛感させられました。

オルフェーヴルは単勝1倍台のオッズをつけながらもトレヴが颯爽と直線で抜き去っていったとき、世界はどれだけまだ怪物を出現させるのかと、驚かされもしました。

しかしわずか1年を経たずして、今年ドバイでその名を轟かせたジャスタウェイが国際レーティング1位の評価でフランス・パリへと乗り込み、さらには以前から重い馬場への適性から欧州参戦を待望されていたゴールドシップが宝塚記念で復活連覇で海を渡り、桜花賞馬ハープスターも札幌記念からその地へと向かうなど、オルフェーヴルの敗戦ショックが遠い出来事のように再び国内外の最強馬が凱旋門賞へと出陣していきます。弾き返されてもなお立ち上げる不死鳥のようで、誇らしくも思います。

そういえば土曜中京競馬場ではオルフェーヴルの全弟アッシュゴールドがデビューします。その蹄跡は世界へと向かっていくのでしょうか。デビュー戦の走りがとても楽しみです。

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