きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ハイレベル3歳ダート路線

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先週は函館スプリントステークスのほか、東京競馬場では3歳ダート重賞のユニコーンステークスが行われました。今年の3歳ダート路線はラニがUAEダービーからアメリカの三冠レースに挑戦。そのラニを2月のヒヤシンスステークスで破ったゴールドドリームにストロングバローズの両馬が出走し、俄然注目が集まったレースとなりました。

勝ったのは2番人気のゴールドドリームでした。道中は好位につけてストロングバローズを後ろからみる形でレースを進め、直線で先に抜けだしたストロングバローズとの叩き合いをクビ差交わしての勝利でした。2着は1番人気のストロングバローズ、3着はそこから3馬身離れて3番人気のグレンツェントが入り上位人気での決着でした。
ゴールドドリームは父ゴールドアリュール、母モンヴェール、母父フレンチデピュティの血統です。昨年12月にデビュー。メンバーが揃ったヒヤシンスステークスを完勝しデビューから3連勝し、兵庫チャンピオンシップこそケイティブレイブに逃げ切られての2着でしたが、ユニコーンステークスでは先行するストロングバローズをきっちり捉えて初の重賞制覇となりました。

2着のストロングバローズも今後が楽しみな馬で、今回はゴールドドリームとのマッチレースでクビ差前を譲る結果でしたが6戦3勝2着3回でデビューから連を外していません。ゴールドドリームにピッタリとマークされる展開となり不利な展開でしたから、ポジション取り次第では違った結果にもなりそうです。

両馬ともに次走は7月に大井競馬場で行われるジャパンダートダービーへ向けての調整となるのでしょう。ハイレベルな同世代で大激戦となった今年のダービー同様、3歳ダート路線もダート3歳路線屈指の実力馬が集ったレースとなりそうです。

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