きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2010.12.4

ようこそいらっしゃいませ。

中山馬主協会の英語表記はNakayama Racehorse owners Associationといいます。詳細はちょっと分からないのですが、イギリスにもRacehorse owners Association in Britainがあります。イギリス馬主協会とでも訳すのでしょうか。

この協会が先日、年度代表馬を発表しています。選ばれたのは英ダービー馬にして凱旋門賞馬のワークフォース。この賞に先立って行われたカルティエ賞年度代表馬では、フランス馬であるマイルの女帝ゴルディコヴァに名を成さしめ、人馬ともに悔しい思いをした経緯があります。

向こうのマスコミの論調をみていて思うのですが、イギリス人のイギリスびいき、フランス人のフランスびいき、これが日本人の我々が考える以上に熱い。かなり熱い。700年も前の百年戦争以来の伝統なんでしょうかね。

賞のネーミングからもわかるようにフランスの超有名ブランド・カルティエがスポンサーですが、選考自体はイギリスの新聞記者の投票、レーシングポストなどマスコミを通じたファン投票で行われます。イギリス有利に働いても良さそうな中で選ばれたゴルディコヴァ、その強さは万人が認めるところだったのでしょうね。

このあたり向こうの人は感情と道理をきちんと区別します。道理でいえばゴルディコヴァ、気持ちの上ではワークフォース、というのが今回の賞の背景にあるのでしょう。なんだか微笑ましい気分にもさせられます。

中山でも中山年度代表馬みたいなことはどうなんでしょう。中山競馬で一番活躍した馬を表彰してあげればファンの中山競馬への関心も一層高まると思うのですが。