きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

マカヒキ頂点に立つ

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2016年のダービーが終わりました。持ち込み馬、外国産馬を含めた2013年生の国内サラブレッド6913頭の頂点に立ったのはマカヒキでした。1番人気は皐月賞馬ディーマジェスティで3.5倍、2番人気は皐月賞3着のサトノダイヤモンドで3.8倍、3番人気が皐月賞2着のマカヒキで4.0倍、以下リオンディーズ5.5倍、スマートオーディン11.7倍、ヴァンキッシュラン16.6倍、エアスピネル21.3倍…とつづいてのレーススタートでした。道中マイネルハニーが逃げて1000m通過を1分ジャストで引っ張り、サトノダイヤモンドのすぐ後ろにマカヒキ、ディーマジェスティが中団で追走、リオンディーズは後方からといった展開で直線を迎えます。

直線は実に見応えのある攻防となりました。先に抜けだしたエアスピネルを直線残り200mを切ったところでサトノダイヤモンド、マカヒキが交わして両馬の激闘はハナ差マカヒキに軍配が上がった結果となりました。終わってみれば3着ディーマジェスティ、4着エアスピネル、5着リオンディーズと皐月賞と同じ馬が順番を変えて掲示板に並び6着に別路線から参戦のスマートオーディンと、皐月賞組の牙城の高さ、レベルの高さが浮き彫りになった結果となりました。

それにしても今年のダービーは好天に恵まれ、徹夜組を含め開門前からファンが東京競馬場へと詰めかけ13万9140人の入場者数となりました。入場者数だけでなく日本ダービーの馬券売上も前年比で110.6%と大幅アップとなりました。ファンの関心を高めるレースがつづき、ダービーへとつなげていったことも大幅アップの結果へとつながったのでしょう。ダービーのPRに加えて競馬を大いに盛り上げるのは、やはり強い馬が続々と登場して、同じ舞台へと集い、そしてプライドと栄誉をかけて真っ向勝負で激突する、これに尽きるそんな思いも強くしたダービーでした。

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