きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2014.8.9

ようこそいらっしゃいませ。

7日バンブーメモリーが繋養先の北海道浦河町でバンブー牧場で亡くなりました。今年で29歳、老衰のための死去でした。

バンブーメモリーは現役時代安田記念、スプリンターズSと2つのG1タイトルを手にしています。1989、90年と2年連続で最優秀スプリンターにも輝いています。バンブーメモリーの名を、ファンの脳裏により想い出深い1頭に刻んだのは1989年に行われたマイルチャンピオンシップでした。

この年のマイルチャンピオンシップにはオグリキャップが参戦、前走天皇賞(秋)でステイヤーのスーパークリークにクビ差で思わぬ敗退を喫し、マイルチャンピオンシップ、ジャパンカップと型破りの連闘ローテーションが決まったオグリキャップにとりまずこのマイルチャンピオンシップはなんとしてもおとすことができないレースでした。

そのオグリキャップよりも先に京都の馬場を抜けだしたのは、この年の安田記念を勝って前走のスワンステークスも楽勝で勝ち上がってきたバンブーメモリーでした。しかし残り200mで2馬身あった徐々に縮まっていき、内ラチを突いたオグリキャップとバンブーメモリーの単枠指定馬同士のマッチレースとなりました。

大歓声の中、まるで音が止まったかのような両馬による激しい叩き合いはオグリキャップがハナ差、バンブーメモリーよりも前に出てレースが終わりました。まさに死闘、そう呼ぶにふさわしいレースでした。

バンブーメモリーの名が各紙で報じられ、四半世紀ちかくも前になる名シーンが目の前に蘇ってきました。どうぞ安らかに眠ってください。