きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

選ばれし馬たちの日

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ダービーがいよいよ明日に迫りました。昨年この舞台を先頭で駆け抜けたのはドゥラメンテでした。皐月賞を豪脚で奪取したドゥラメンテはこのダービーでも期待以上の圧巻の強さで同世代をねじ伏せ、同世代の頂点に立ちました。ドゥラメンテによる世代統率から1年。ダービーからダービーへとその翌週からスタートした2歳新馬戦は、同世代による頂点を目指しての激しいサバイバルが繰り広げられ、そしていよいよ18頭までに絞られました。持ち込み馬、外国産馬含め2013年に生を受けたサラブレッド6913頭の頂点が決まります。

それにしても今年は例年以上にハイレベルな大激戦のメンバーが揃いました。レース前から想像の渦が激しく想い張り巡らされるメンバーの集結です。最強メンバーというと近年では2010年のダービーを思い出します。ヴィクトワールピサ、ローズキングダム、ヒルノダムール、エイシンフラッシュとハイレベルな皐月賞組に加え、青葉賞からペルーサ、プリンシパルステークスからルーラーシップ、あるいは直前で出走かなわなかったもののNHKマイルカップをレコードで勝ったダノンシャンティなど続々と強豪が名乗りをあげて、想像を超えるダービーの姿を思い馳せられました。

皐月賞ではサトノダイヤモンド、リオンディーズ、マカヒキの三強を相手に、ディーマジェスティが本能を覚醒させ一冠目を奪取しました。3歳牡馬戦線は三強から四強へと姿を変えてダービーを迎えます。選ばれし18頭の中にまだ才能を隠している馬はいるのでしょうか。それとも四強がが牙城高くそびえ立つのでしょうか。レースまで推理をじっくりと巡らせたいと思います。

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