きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

1年前とは別馬

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先週土曜京都競馬場で行われた平安ステークスは、5歳牡馬アスカノロマンの圧勝でした。外枠からの発走もスタートから楽に先手を奪って道中をひっぱると、4コーナーでさらに後続との差を広げにかかり直線で後続を突き放し、最後は5馬身差をつけての勝利でした。58キロを背負いながらの完勝で、1月の東海ステークスにつづいての重賞2勝目となりました。

アスカノロマンは父アグネスデジタル、母父タバスコキャットの血統です。オープンや地方交流重賞で好走したかと思えば大きく崩れるレースもあるなど、成績にムラがありましたが昨年5ヶ月の休養を挟んだこともよかったのでしょう。休養後から成績も安定。1月には東海ステークスを制覇しフェブラリーステークスでは3着に入るなど、精神面でも大きく成長を遂げた姿をみせるようになりました。昨年出走した平安ステークスでは見せ場なく直線ズルズルと後退しての15着でしたから、まるで別馬のような今年のレース内容でした。

アスカノロマンの次走は帝王賞でしょうか。ホッコータルマエ、ノンコノユメ、コパノリッキー、モーニンら強豪揃いのダート路線でも十分に割って入るくらいの楽しみが広がるアスカノロマンの勝利でした。

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