きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

熱唱再び

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先週日曜は京都競馬場で古馬最強ステイヤー決定戦・天皇賞(春)が行われました。今年は18頭が出走。1番人気はゴールドアクターで単勝3.8倍、2番人気はキタサンブラックで4.5倍、3番人気はシュヴァルグランで6.4倍、4番人気がフェイムゲームで7.4倍、5番人気はサウンズオブアースで8.3倍、6番人気はアルバートで9.9倍とここまでが10倍を切るオッズで、以下トーホウジャッカル、レーヴミストラル、トゥインクルとつづいてのレースとなりました。

勝ったのは2番人気のキタサンブラックでした。1枠1番からのスタートとなったキタサンブラックはスタートから先頭に立ってレースを展開。1000m通過1分1秒8、1600m通過が1分38秒3、2000m通過が2分3秒5とマイペースに持ち込み、直線残り200mを切ったところですぐ後ろにつけていたカレンミロティックに並びかけられいったんは先頭を譲るも、最後は差し返しハナ差4センチでの逆転勝利でした。2着には13番人気のカレンミロティックが入り、3着はシュヴァルグランの結果でした。「平成の盾男」武豊騎手にとり天皇賞(春)は7勝目。ディープインパクト以来となる天皇賞(春)制覇となりました。
人気だったゴールドアクターは4コーナー回ってキタサンブラックの2番手まで迫るも、残り200mからズルズルと後続に飲み込まれ12着でゴール、サウンズオブアースも直線で先行勢に加わることができずに15着に終わりました。

レース後の優勝インタビューでは、武豊騎手と並んだ馬主の北島三郎さんが「まつり」のワンフレーズを熱唱。昨年菊花賞のとき同様、大きな手拍子に包まれ京都競馬場に熱唱が響き渡りました。
今年の天皇賞(春)は優勝馬のキタサンブラックに3着シュヴァルグラン、4着タンタアレグリアと4歳馬が上位を確保。ドゥラメンテ、リアルスティール、大阪杯を勝ったアンビシャスなど、改めて4歳世代の強さと時代を築きあげていく強い蹄音を実感させれた結果にもなりました。

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