きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

国内に世界に、強き走りを求めて

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日曜は東京競馬場でフローラステークス、京都競馬場でマイラーズカップが行われます。
いずれも春のG1に道がつながる重要なレースです。フローラステークスは1~3着馬にオークスへの優先出走権が与えられます。マイラーズカップは6月の安田記念の前哨戦になります。

フローラステークスにはフルゲートの18頭が出走。3歳牝馬女王の舞台をかけ激しく想いが交差します。今年の3歳牝馬クラシック第1弾桜花賞ではジュエラーがシンハライトとの叩き合いをハナ差制して優勝。圧巻の末脚で桜冠を手にしました。1番人気に支持された4着に敗れたメジャーエンブレムは、次走はオークスではなくNHKマイルカップへ向かうことが決定。レース前後で3歳牝馬クラシックの主役ポジションは一強時代からガラリと変わって、5月東京の舞台を待つ状況となりました。2010年アパパネとオークス同着優勝のサンテミリオンをはじめ、ベッラレイアにディアデラノビア、デニムアンドルビーなどこれまでフローラステークスは多くのオークス活躍馬を送りだしてますから、今年花開く前のつぼみが駆け抜けぜひオークスを彩り盛り上げてください。

マイラーズカップには15頭の出走です。マイル絶対王者のモーリスは5月の香港G1のチャンピオンズマイルに向けて調整中で、今年はモーリスへの挑戦を掲げるレースといった印象が強くなりました。マイルの古豪ダノンシャークに、マイル王まであとわずかのフィエロ、あるいは上昇中の4歳馬アルバートドック、ネオスターダムにダノンリバティなどマイラーが激突。強い4歳世代がどんな走りを魅せるのかといったあたりにも注目したいと思います。

また24日は香港・シャティン競馬場ではクイーンエリザベス2世カップが行われます。日本からはサトノクラウン、ヌーヴォレコルト、ラブリーデイの3頭が出走します。昨年はステファノスが地元香港のブレイジングスピード相手に2着と好走。2012年にはルーラーシップ、2003年にはエイシンプレストンが優勝しています。サトノクラウンは前走の京都記念で鮮やかな走りで完勝し、ヌーヴォレコルトは昨年暮れの香港カップで2着した馬。ラブリーデイも天皇賞(秋)に宝塚記念優勝と申し分ない実績です。各馬が香港でどんな走りを魅せるのか期待と注目が集まります。

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