きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2014.8.28

ようこそいらっしゃいませ。

●1ヶ月ちょっとで凱旋門賞の日がやって来ます。この大舞台は出走馬は無論のこと、その父馬や母馬にとっても価値を高めるためには最高のステージになります。本命候補の一角オーストラリアを送り込む今や並ぶもののいない大種牡馬ガリレオにとってロンシャンには格別の思いがあります。無傷の6連勝で英愛ダービー、キングジョージを制覇したガリレオは、愛チャンピオンSで後続をぶっちぎってのファンタスティックライトとの叩き合いに頭差だけ不覚をとると、なぜか凱旋門賞には向かわず、大西洋を渡ってダートのBCクラシックをラストランの舞台に選びます。そして生涯初の大敗。不可解な選択でしたが、ヨーロッパでの評価を揺るぎのないものとし、次は大市場アメリカでの価値向上をめざしたのでしょうか。産駒が次々と大レースを勝ちまくっていますが、現在までのところ凱旋門賞馬だけはまだ出していません。

●ガリレオのロンシャン未出走の無念を晴らしたのが弟のシーザスターズでした。彼は今年の3歳が初年度産駒になりますが、ご承知のようにシーザムーン、タグルーダと牡牝の大物を送り込んで来ました。来年の種付け料は大変なことになりそうですね。現在8万5000ユーロと言いますから約1200万円弱ですが、10万ユーロの大台を超えてくるんでしょうね。

●新種牡馬といえば、マスタークラフツマンも穴っぽいところで仏ダービー馬のザグレイギャッツビー、英ダービー2着のキングストンヒルが出走の構えを見せています。デインヒルダンサー直仔で現役時代はマイラーとして活躍しましたが、デインヒル系らしい底力の持ち主のようです。ちなみに日本で走っているシーザスターズ産駒のラハイナルナは弟にあたります。世界はどんどん狭くなっていますね。