きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2016.4.8

桜舞う、牝馬クラシックの幕開け

ようこそいらっしゃいませ。

待ちに待った3歳クラシックロードの幕開けです。
その開幕第1戦を飾るのが阪神の芝1600mで行われる桜花賞です。イギリスの1000ギニーを模範とし、最もスピード豊かで優秀な牝馬の選定と繁殖牝馬の発掘を目的として1939年に中山の芝1800mを舞台にスタートしました。創設当初は「中山四歳牝馬特別」という名称で行われ、1947年に舞台を京都競馬場に移し、距離も1600mに短縮したことをきっかけにレース名が「桜花賞」に改称されました。
その後、1950年に舞台は阪神へ移り、仁川のターフには数多くの名勝負の記憶が刻まれてきました。

今年も期待の牝馬たちが阪神競馬場へ集結します。

話題を集めるのが阪神ジュベナイルフィリーズ・クイーンカップと連勝し、桜の女王筆頭候補とされているメジャーエンブレム。前走のクイーンカップでは2着に5馬身差をつける完勝劇を演じて見せ、さらに驚異的なスピード能力をゴールまで維持できるスタミナも兼ね備えています。阪神競馬場への長距離輸送も経験済みですから、当日のパフォーマンスに期待したいですね。

他にもチューリップ賞を制し、桜花賞への切符を掴んだシンハライトやドバイワールドカップを日本調教馬として初優勝を果たしたヴィクトワールピサを父にもつジュエラー、近親の兄弟(リディル、クラレント、レッドアリオン、サトノルパン)に重賞ウイナーが揃う良血馬レッドアヴァンセらがいます。

阪神の外回り1600mは、ゴール手前に急な上り坂が控え、前半に負担のかかる構造ですから、道中じっくり脚を溜めて、直線でスピードを発揮できる馬が有利となります。しかし、稀に見る極端なスローペースの場合、逃げ馬に逃げ切られてします可能性もありますから、レース展開と勝負所に見極めが重要になってきそうですね。

牝馬クラシック三冠を達成した牝馬はこれまでに4頭(メジロモラーヌ、スティルインラブ、アパパネ、ジェンティルドンナ)います。桜花賞からオークス、秋華賞と続くクラシックロードの最初の関門となります。この関門を突破し、牝馬クラシック三冠に挑戦できる馬はただ1頭だけですから、その勝負の行方にも要注目です。