きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

大詰め!ケンタッキーダービー戦線

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遥かなる高みをめざすロード・オブ・ザ・ケンタッキーダービー、山登りに例えれば8合目といったところでしょうか。いよいよ大詰めです。およそ半年がかりで指定前哨戦のポイントでダービー出走権を争いますが、そのプレップ最高峰である100ポイントレースは全部で7レース設けられています。日本馬ラニがダービー切符を手に入れたUAEダービーをはじめ、ルイジアナダービーとフロリダダービーは既に終了し、前者はガンランナー、後者は5戦5勝でポイントレースのトップを走っていたモハイメンというゴドルフィンの切り札をナイクィストが不敗の7連勝で倒し、ダービー奪取へ一直線。早熟と思われていたアンクルモーの初年度産駒ですが、奥の深さは相当なものを感じさせます。アンクルモーは今季の種付け料が3倍増の7万5000ドルへと高騰し、来年はさらに価値を高めるのでしょうね。日本でもお馴染みのナスルーラ系カロの血を引く父系で、芝の適応力も優れていそうです。今後は輸入産駒が増えるんでしょうね。

今週がブルーグラスSとウッドメモリアルS、サンタアニタダービーのG1がそれぞれ組まれ、来週は昨年アメリカンファラオが三冠馬への道をスタートさせた縁起物のアーカンソーダービーがオオトリに控えています。キーンランドではポイントがボーダー圏にある馬たちのラストチャンスとしてワイルドカードのレキシントンSも施行され、いよいよダービー気分を盛り上げることになります。目下、ナイクィストの敵は牝馬のソングバードだけじゃないかと囁かれているのですが、果たして彼女はオークスではなくダービーロードを選ぶのか?明日はそのあたりを含めて、ダービー前日に行われるロード・トゥ・ザ・ケンタッキーオークスの話題を拾ってみたいと思います。

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