きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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日曜、阪神競馬5Rの新馬戦では武豊騎手を鞍上に超良血フィドゥーシアがデビューを控えています。

父はメダグリアドーロで母は2002年から03年にかけてスプリント路線で一時代を築いたビリーヴです。ビリーヴが頭角を現したのは古馬になってからで夏の小倉で2連勝でオープン入りするとセントウルステークスでのちのG1馬カルストンライトオを4馬身ちぎって初重賞制覇。新潟で行われたスプリンターズステークスを制し4連勝でスプリント路線の頂点に立ちました。2002年暮れに香港へ遠征し結果こそ残せなかったものの、国内に戻ってからは翌年の春の高松宮記念を制しスプリントG1連覇を達成します。

そのビリーヴは2003年秋のスプリンターズステークスでわずか15cm差の激闘の末、時代をデュランダルに譲り引退。繁殖入りします。

フィドゥーシアはビリーヴの4頭目の仔になります。父のメダグリアドーロはアメリカ産馬で2004年のドバイワールドカップでプレザントリーパーフェクトの2着に入った馬です。種牡馬入りして、プリークネスステークスを85年ぶりに牝馬で制したレイチェルアレクサンドラを送り出しています。

フィドゥーシアはビリーヴにとり初の牝馬です。注目のデビュー戦、どんな走りをみせてくれるでしょうか。

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