きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2016.3.21 役者出揃う

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日曜中山競馬場では皐月賞トライアルのスプリングステークスが行われました。昨年夏の新潟2歳ステークスで強烈な末脚を披露したロードクエストが出走。土曜の若葉ステークスで他馬を圧倒したアドマイヤダイオウ、ナムラシングンにいずれも2着しているミッキーロケットに、2戦2勝で昨年ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスの勝ち馬ドレッドノータス、連勝中のディープインパクト産駒マウントロブソン、フリージア賞で2着以下を4馬身ちぎって逃げ切り勝ちしたマイネルハニーらに、藤田菜七子騎手の初の重賞騎乗の話題も加わり、皐月賞最後の切符をめぐってのレースが繰り広げられました。

勝ったのは4番人気のマウントロブソンでした。馬場内で好位追走から直線追われてゴール直前で逃げるマイネルハニーを交わしての勝利でした。マウントロブソンは父ディープインパクトで母ミスパスカリ、母父ミスターグリーリーの血統です。マウントロブソンは昨年10月デビュー。2戦目でのちの共同通信杯馬ディーマジェスティの2着するなど素質を見せ、未勝利戦、あすなろ賞と実力を伸ばし、今回の勝利へとつなげました。
2着マイネルハニー、ロードクエストは前回同様4コーナーで大外を回る展開となり後方から追い上げたものの3着までとなりました。皐月賞の優先出走権はこの3頭が手にした結果となりました。

スプリングステークスが終わり、いよいよ皐月賞の役者が出揃ったという感じがします。
サトノダイヤモンド、マカヒキ、リオンディーズ、あるいはエアスピネル、共同通信杯組のディーマジェスティやハートレー、馬場が渋れば若葉ステークス組のアドマイヤダイオウにナムラシングンが本領を発揮しそうですし、伏兵マイネルハニーの逃げもレースをひと味もふた味も面白くしてくれそうです。今年の皐月賞は、天下獲りをめぐって荒々しい猛者達が中山へ東上し決戦する、そんなレースとなりそうです。

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