きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

父サンデー超える日

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土曜日に中京競馬場で行われた中日新聞杯は、1番人気のサトノノブレスが道中先団追走からゴールでの叩き合いの末、ファントムライトを半馬身交わして優勝しました。トップハンデ58キロ背負ってのレースでしたが、昨年小倉記念以来となる3つ目の重賞タイトルとなりました。

サトノノブレスは父ディープインパクト、母父トニービンの血統になります。サトノノブレスの中日新聞杯を勝ったことで、ディープインパクト産駒は6週連続の重賞制覇となりました。2月7日の東京新聞杯スマートレイアー、きさらぎ賞サトノダイヤモンドに始まり、2月14日の共同通信杯ディーマジェスティ、2月21日の小倉大賞典アルバートドック、2月28日のミッキーアイル、3月5日のチューリップ賞シンハライト、3月6日の弥生賞マカヒキ、そして土曜の3月12日の中日新聞杯サトノノブレスと、6週つづけてディープインパクト産駒の名が刻まれつづけています。6週連続JRA重賞制覇は史上初となります。

これまでの日本記録は1997年にサンデーサイレンスが打ち立てた5週連続重賞勝利でした。オレンジピール、キングオブダイヤ、ビッグサンデー、ローゼンカバリー、マーベラスサンデーとつづけての産駒勝利でしたが、ディープインパクトはその記録を塗り替えた形となりました。

ディープインパクトは、JRA重賞勝利数でも先週マカヒキの勝利によって昭和の大種牡馬ヒンドスタンを抜き歴代2位となっています。改めて凄い種牡馬だと感服させられます。
これからオルフェーヴルにロードカナロア、ゴールドシップ、ジャスタウェイなど続々と新種牡馬となる名馬がディープ産駒へと立ちはだかっていきます。JRA重賞311勝、13年連続リーディングサイアーの偉大なる父サンデーサイレンスを超える日が将来やってくるだろう、そう未来を予感させる日となりました。

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