きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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さあ、凱旋門賞です。1920年に創設された凱旋門賞は今年で93回目の歴史を数えます。2000年以前は、まだどこか遠い国のレースのような印象でした。2000年以降になってから日本馬の多くが出走、それと同時に遠い国の物語にも感じていた凱旋門賞がより身近に、そしてそれでいて高い壁の存在として感じられるようになってきました。

1969年のスピードシンボリからはじまった凱旋門賞へのチャレンジは以下のような歴史を刻んできました。・1969年 スピードシンボリ(着外)・1972年 メジロムサシ(18着)・1986年 シリウスシンボリ(14着)・1999年 エルコンドルパサー(2着)・2002年 マンハッタンカフェ(13着)・2004年 タップダンスシチー(17着)・2006年 ディープインパクト(3着、失格)・2008年 メイショウサムソン(10着)・2010年 ナカヤマフェスタ(2着)、ヴィクトワールピサ(7着)・2011年 ヒルノダムール(10着)、ナカヤマフェスタ(11着)・2012年 オルフェーヴル(2着)、アヴェンティーノ(17着)・2013年 オルフェーヴル(2着)、キズナ(4着)

今年はジャスタウェイ、ハープスター、ゴールドシップの三本の矢がその悲願へと挑戦します。ドバイで世界に名を馳せたジャスタウェイに、日本から初の3歳牝馬の出走となるハープスター、かねてから欧州馬場向きと言われてきたゴールドシップの3頭です。昨年はオルフェーヴルの強さにどこか内心、勝つのが当たり前のようなそんな淡い気持ちもあった凱旋門賞でした。結果に打ちひしがれ、しかしされど再び日本からの挑戦ということもあるのでしょうか。今年は新たなる挑戦者の気持ちで迎える凱旋門賞のレース前です。

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