きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

当協会では今月頭に会員の皆様とともにフランス・パリのロンシャン競馬場へと視察研修へ行ってきました。

昨年は、3月に砂漠の馬王国メイダン競馬場へ視察に行きドバイワールドカップデーを観戦。調教供覧と合わせて行われた朝食会のイベントブレックファストウィズザスターズにも参加し、短期間で急成長を遂げドバイワールドカップを世界的なレースにまで仕立て上げたその舞台を体感しながら、息づく歴史、継承される伝統、訪れる観衆、取り囲むメディア、馬主と騎手、愛馬、調教師などの関係や存在感について、日本と海外との違いを改めて考え機会にもなりました。

今年は昨年につづいての世界最高峰のレース・凱旋門賞を現地で観戦。この日、日本からハープスター、ジャスタウェイ、ゴールドシップの3頭が挑戦したレースを見ながら世界それぞれの国に息づく競馬文化の違いについて考えさせられました。

フランスには250ヵ所以上を数える競馬場が存在しています。日本とは違ったスタイルで身近に競馬が楽しまれています。フランスの競馬の起源は1700年代に遡ります。イギリスの王侯貴族が持ち込んだのが最初と伝えられ、そのフランス競馬は独自な発展を遂げていくことになります。

フランス競馬の歴史、ロンシャンに刻まれる浪漫、フランスの競馬文化など、現地での視察研修のようすも含めて、今週より馬事叢論にて週1回更新していきます。第1回は、競馬大国フランスのそもそもの起源を訪ねます。どうぞご覧ください。

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