きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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京都競馬場でクラシック最終章・菊花賞が行われます。皐月賞馬、ダービー2着のイスラボニータは来週の天皇賞(秋)を選択したことで、今年の菊花賞はダービー馬ワンアンドオンリーが中心となってオッズが形成されています。

前日ではワンアンドオンリーが2.9倍で1番人気、神戸新聞杯3着に入ったトーホウジャッカルが6.2倍で2番人気、皐月賞2着に前哨戦のセントライト記念2着のトゥザワールドが6.4倍、トーセンスターダムが9.4倍とつづいています。前々日発売ではトーホウジャッカルがワンアンドオンリーを抑えて単勝1.4倍の1番人気になったことで、大口投票があったと話題になりました。大口投票と言えば、レースは異なりますが2003年の宝塚記念を想い出します。前日発売でヒシミラクルの単勝に1200万以上の大金をつぎこんだ謎の男性が話題を呼びました。ヒシミラクルの単勝オッズは最終的には16.3倍までおちて6番人気でのレースとなりましたが、豪華メンバーを抑えて優勝。2億円近い払い戻しを手にしたとされるレースです。果たして今回はどうでしょうか。

さて今年の菊花賞ですが、ダービー馬ワンアンドオンリーの父ハーツクライは2004年の菊花賞で1番人気に支持されるも後方からのレースで前を差し切れず7着に終わっています。この年のクラシック路線は、キングカメハメハがNHKマイル、ダービーと変則2冠を達成。話題性では認定厩舎制度の適用第1号馬のコスモバルクに集まるなど、ハーツクライはキングカメハメハの代わりとなる主役を期待されての支持だったように思います。クラシックでは開花しきれなかったハーツクライは、古馬になって大きく力をつけ、ドバイでも勝利をあげます。父が先頭で超えられなかった淀の3000mをワンアンドオンリーはどう走りきるか注目したいと思います。

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