きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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3歳クラシックが終わりました。牝馬路線はショウナンパンドラが夏の新潟から紫苑ステークスをステップに秋華賞を制覇。牡馬戦線はダービー週にデビューしたトーホウジャッカルが破格のレコードタイムで一気に頂点へとのぼりつめました。牝馬、牡馬ともに秋最後の一冠は春のクラシック未出走馬が手にしました。特に菊花賞は、トーホウジャッカルに3着ゴールドアクターといずれも春はクラシック出走かなわずの馬で、2着のサウンズオブアースはダービー11着からの巻き返しとなりました。

さて3歳クラシックが終わり、焦点は世代間の比較に移ります。今年の3歳世代はどれほどの実力なのか、これからは古馬先輩馬とのレースを通じて主役の座が競われることになります。

3歳馬と古馬との実力比較でいえば、春に5連勝で3歳マイル路線の頂点に立ったミッキーアイルが安田記念へと果敢にチャレンジしました。結果は16着と大きく敗れはしましたが、当日はディープインパクト産駒にとり苦手とされる不良馬場でしたから、秋こそ真価が問われるときでしょう。そのミッキーアイルは今週土曜に京都競馬場で行われるマイルチャンピオンシップ前哨戦スワンステークスに登録しています。3歳馬ながら57キロの斤量がかぎになりそうですがひと夏を越しての成長ぶりに期待したいところです。

そしてもう1頭3歳G1馬、イスラボニータは日曜の天皇賞(秋)に登録してきました。こちらはジェンティルドンナにフェノーメノ、エピファネイアの古馬勢が立ちはだかります。バブルガムフェローが当時4歳で挑んだ天皇賞(秋)にも似たレースの雰囲気を感じます。今週は3歳実力馬vs古馬最強馬がテーマとなりそうです。

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