きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

牝馬路線の充実化へ

ようこそいらっしゃいませ。

土曜中山競馬場ではターコイズステークスが行われます。これまでハンデ戦によるオープン競走でしたが今年から新設重賞へ格上げ。第1回目の競走になります。中山1600mの舞台や牝馬限定戦、あるいはハンデキャップという競走条件は従来と変わりはないものの、重賞の重みがついたことで牝馬にとってレースの意味が増したように思います。
また牝馬路線の充実を柱に、来年1月には愛知杯が復活。京都牝馬ステークスが1400mに短縮されて2月に行われることになっています。

牝馬にとり、秋のエリザベス女王杯が終わるとそれ以降は使えるレースが限られるのが実情です。現役生活を終え繁殖へとあがり、第2の人生がスタートさせる牝馬もいます。しかし種付けはまだ先。その間の時間を持て余すことになってしまいます。ターコイズステークスが重賞レースになり、さらに牝馬重賞の愛知杯が復活したりと、こうして牝馬が走りやすい環境が整っていけば、引退前に華を咲かせる馬、あるいは古馬牝馬から次世代を担う3歳世代へのバトンタッチなど、G1レースとはまた違った牝馬同士によるドラマも生まれやすくなっていくのかと思います。
牝馬路線のさらなる充実化を目指して、新設重賞のターコイズステークスはその役割を担ったレースでもあると思います。

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