きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2015.12.16

世界の空へ

ようこそいらっしゃいませ。

この日曜の香港国際競走では、マイルでモーリスがレーティング世界一の地元の怪物エイブルフレンドを寄せ付けず横綱相撲を見せると、最高賞金レースのカップはエイシンヒカリが彼本来のラストでグィっと一伸びする逃げ脚で快勝してくれました。いずれも当協会所属のオーナーさんの愛馬でした。おめでとうございます。海外遠征には慣れていらっしゃる方々ですが、いろいろと大変なことも多かったと想像します。そうした幾つものハードルを超えて辿り着いた栄冠でした。今年は凱旋門賞に日本馬が不参加でモヤモヤが溜まっていたのですが、あれもこれも吹き飛ばすスカッとした気分にさせてくれました。爽快な気分で年を越せそうです。ありがとうございました。

今回は4レース中3レースに日本馬10頭が大挙して参戦しています。さまざまなカテゴリーでの一流馬たちが、こうして気軽に海外遠征できるのはありがたいことだと思います。日本のG1に加えて海外G1までが選択肢に入ってくるのは、馬のことを考えれば大賛成です。今回は招待レースということだったのですが、JRAには渡航費などの助成も配慮してほしいものです。海外遠征は、もうオーナー個人の名誉のためだけではなくなっています。日本競馬の価値を高めるブランディング事業なのですから。来年からスタートする海外馬券発売の収益の一部をそれに充てるのも一案でしょう。競走レベルを上げブランド価値を高めるには、海外一流馬が来ないジャパンCや有馬記念の賞金を積み増しするのも良いのですが、こうした交流活発化のための投資が先決かもしれないと思ったりします。