きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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エーシントップがシンザン記念を勝負強く逃げ切り、世代トップの4勝目を飾りました。馬主の栄進堂さんは当協会会員ですね。しかもこの日の京都は5R新馬戦のエーシンハクリューから6Rエーシンレンジャー、7Rエーシングリズリー、そして8Rエーシングングンと同一馬主4連勝の歴史的快挙。関係者のみなさま、新春早々おめでとうございます。

エーシントップの父テイルオブキャットは仕上がりが遅れ、デビューはケンタッキーダービーが終わった5月末でした。しかし本来は早い時期に完成の域に達する産駒が多いストームキャット系でトップにとっては本領発揮の体です。今後については同世代同士ならぎりぎりマイルまで、7Fまでなら相当の強さを見せつけてくれそうです。

エーシンの栄進堂さん、エイシンの平井豊光さんは早くからケンタッキーを中心としたアメリカ産馬に注目され、古くは香港国際G1クイーンエリザベス2世Sを連覇したエイシンプレストンなど世界に通用する名馬を輩出しました。エイシンフラッシュもいわゆる持ち込み馬ですね。そうした信念が実ってきたのだと思います。

2着に追い込んだヘミングウェイはモハメド殿下の愛馬です。デビュー以来4連続2着を続け、前走の未勝利戦では抜け出すのにモタついて、クラス上がってどうか?と首をかしげさせましたが、やはり2着に押し上げてきました。これで6戦1勝2着5回と驚くべき手堅さを発揮していますが、父ネオユニヴァース、母父マキャヴェリアンはヴィクトワールピサとまったくの同配合でもう少し距離を延ばして走らせてみたい気もします。

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