きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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3日間開催のオオトリ、明日の中山メインは京成杯がです。このレース、一口に言って“マイネル祭”でしょうか。00年マイネルビンテージ、08年マイネルチャールズが勝ち、加えて過去に馬券にからんだのは、2着が5頭、3着が2頭、毎年のように、とにかく走ります。

もちろん究極の目標はダービー制覇だとは思うのですが、早期からハードトレーニングで鍛え上げる調教方法、実戦を使いながらレースに馴れさせていく育成方針、これらが結果的にこの時期に調子を上げさせるのでしょう。早期のデビューと勝ち上がりが何よりの宣伝と考えられるクラブ法人という立場上、その戦略も妥当なのでしょうね。

この、いわば“岡田流”ともいうべき調教・育成方法は、故障のリスクも小さくないでしょうから、ビッグレッドファームを中心としたコストを抑えた自家生産馬がラインナップの主流となるのはやむを得ません。それでもブレないで頑なに30年近く方針を貫き、多くの一口会員を一喜一憂させてきた功績は立派ですね。

さて、今年もマエストロ、ストラーノがエントリーしてきました。マエストロはスプリンターのウエスタンヴィーナスの半弟ですが、父がブライアンズタイムに替わって粘り強さを増しました。2000mの距離ばかりを使われて2連勝中と経験も豊富です。クラブ3頭目の京成杯馬が誕生するのでしょうか。

ストラーノの母マイネソーサリスはG3愛知杯など5勝馬、このクラブには珍しくディープインパクトを配合されました。それだけ期待が大きいのでしょうね。6月1日の遅生まれで、これから成長する可能性もあります。同コース・同距離の前走2着が伊達ではないことを証明する?

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