きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

土日行われた4つの重賞

ようこそいらっしゃいませ。

先週は土日合わせて4つの重賞が行われました。
土曜は東西で2歳重賞でした。土曜東京のメインは京王杯2歳ステークスで、勝ったのは2番人気のボールライトニングでした。逃げるレッドラウダを3番手から追いかけ、直線残り200mを切ったところで先頭へ。内で食い下がるレッドラウダを交わし、追い込んできたアドマイヤモラール、シャドウアプローチを1馬身1/4振り切っての勝利でした。ボールライトニングはダイワメジャー産駒になり、新馬戦につづいてデビュー2連勝となりました。

東でダイワメジャー産駒が勝ち名乗りをあげれば、西の2歳牝馬重賞ファンタジーステークスはディープインパクト産駒の上位独占でした。勝ったのは5番人気のキャンディバローズで、2着には逃げたメジェルダが残り、3着は1番人気のブランボヌール、4着に上がり33秒1で追い込んできたワントゥワン、5着は2番手でレースを進めたタガノヴィアーレが入りました。キャンディバローズに、メジェルダ、ブランボヌール、ワントゥワンと母父は違えどいずれもディープインパクト産駒になります。ディープインパクト産駒がファンタジーステークスを優勝したのは初で、過去に上位に来ていた馬は2011年のアンチュラスくらいでしたから、今年は早くからディープインパクト産駒の活躍が目立ってきそうな勢いです。

日曜は東京でアルゼンチン共和国杯に、京都ではみやこステークスが行われました。
アルゼンチン共和国杯は1番人気のゴールドアクターがメイショウカドマツをアタマ差振り切っての優勝でした。ゴールドアクターはスクリーンヒーロー産駒で、昨年の菊花賞で3着に入っている馬です。ひといき入れて夏の洞爺湖特別から再始動。オクトーバーステークスも勝利で飾り、今回3連勝での初の重賞タイトルとなりました。

京都のメインみやこステークスは、7番人気のロワジャルダンが直線でローマンレジェンドとの叩き合い後に、カゼノコの猛追を振りきって初の重賞タイトルとなりました。2着にはカゼノコが入り、3着ローマンレジェンドの結果でした。ローマンレジェンドも勝負根性もさることながら、それにしても驚いたのは2着カゼノコの末脚でした。直線手前では大外後方で直線で1頭だけ次元が違う追い込みのような走りでした。カゼノコは昨年のジャパンダートダービー馬で今年2月には川崎記念でホッコータルマエを3/4馬身まで追い上げた馬です。今回のみやこステークスでは6番人気でしたが、チャンピオンズカップへ楽しみな1頭になりそうです。

×