きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

友好と親善の証!アルゼンチン共和国杯!

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先週まで続いたGIシリーズは一旦、お休みです。東京・京都の土日で計4つの重賞競走が施行予定で、その中でも東京競馬場で行われるアルゼンチン共和国杯にスポットを当ててみましょう。

1963年に日本とアルゼンチンの友好と親善の一環として、アルゼンチン・ジョッキークラブから優勝カップの寄贈を受けたことが始まりです。本競走は東京競馬場の芝2500mで行われるハンディキャップ戦で、実績のあまりなかった馬がこのレースを転機に大飛躍を遂げるケースも見られるようになりました。例えば、2008年優勝馬のスクリーンヒーローはアルゼンチン共和国杯で初重賞優勝を飾ると、その勢いのまま続くジャパンカップも制しました。また、前週に天皇賞(秋)が施行されていることから、一流馬の参戦もあり、素質馬・実力派のベテランホース・軽ハンデを活かし下克上を狙う伏兵らが激突する三つ巴戦の様相が考えられます。

中でも注目は3歳馬レーヴミストラルでしょうか。3連勝で青葉賞を制し、日本ダービーへの出場権を勝ち取ったその能力は本物でしょう。今回約5ヶ月ぶりの休み明けとなりますが、追いきりでもいい動きを見せていますし、夏の成長分も含めて楽しみな一頭です。

他にも重賞優勝経験者のサトノノブレスや昨年の菊花賞3着馬のゴールドアクター、父デュランダル譲りの鋭い末脚を持つベテランホース・フラガラッハなど個性豊かなライバルたちが集います。

実績馬が前評判通りその能力をいかんなく発揮するのか、それともベテランホースが巧みにレースを進めるのか、はたまた軽ハンデをもつ馬たちが上位進出を狙うことができるのか楽しみです。

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