きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

伝統の盾をめぐり、いざ激突

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今週は土曜に東京で2歳牝馬重賞のアルテミスステークス、京都ではマイルチャンピオンシップ前哨戦のスワンステークスが行われ、日曜に古馬G1天皇賞(秋)が行われます。木曜日には天皇賞(秋)の枠順が発表されました。
今年重賞5勝、春には宝塚記念を制覇したラブリーデイは4枠8番、昨年の覇者スピルバーグは8枠17番、昨年3着の皐月賞馬イスラボニータはその隣の8枠16番に入り、毎日王冠を優勝し今年3連勝中のエイシンヒカリは5枠9番、サトノクラウンにアンビシャスの3歳馬は2枠3番に1枠2番、オールカマーで牡馬を蹴散らしたショウナンパンドラは7枠15番、昨年のダービー馬ワンアンドオンリーは6枠11番、今年のサマー2000シリーズチャンピオンのダービーフィズは6枠12番とそれぞれおさまりました。

人気の方は宝塚記念の優勝馬ラブリーデイ、連覇を狙うスピルバーグ、東京実績もある3歳馬サトノクラウン、あるいは芦毛の逃走馬エイシンヒカリあたりが中心になって形成されてくのでしょうか。今年の天皇賞(秋)はフルゲート18頭、実に多彩なメンバーが揃ったと感じます。過去の結果を振り返ると、ここ3年はいずれも毎日王冠をステップにした馬が秋の盾を手にしています。2012年の優勝馬エイシンフラッシュは毎日王冠9着からの巻き返しでしたし、一昨年の覇者ジャスタウェイは毎日王冠2着からの優勝、昨年の優勝馬スピルバーグは毎日王冠3着からの戴冠でした。過去10年でも毎日王冠を経由した馬が2005年以外すべて連に絡んでおり、距離は違えど舞台は同じ東京で一度使われた強みを発揮しています。今年は毎日王冠をステップに天皇賞(秋)へと駒を進めた馬は8頭揃いました。果たして今年も強みを発揮するでしょうか。

天皇賞の前身は明治時代にまで遡ります。歴史ある舞台で今年その名を刻むのはどの馬でしょうか。

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