きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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先週に引き続き関東地方は大雪に見舞われ、まだまだ寒さは和らぎそうにありませんが、競馬界は春のG1戦線に向けて、次第に盛り上がってきていますね。

日曜日の東京競馬場で行われる東京新聞杯は、安田記念制覇を狙う屈指のマイラーにとって、同じ1600mの舞台となるだけに、春の大一番に向けて重要な一戦となります。

創設当初は、天皇賞(春)の前後に芝2400mで行われており、本競走の優勝馬からタケシバオー・ハクチカラ・モンテプリンスといった旧八大競走優勝馬の名が連なり、現在では古馬短距離路線の関東開幕戦として位置づけられ、1600mに変更後は、ギャロップダイナ・トロットダンサー・キングヘイローといった短距離・マイルG1競走の優勝馬も出ています。

2013年春の新マイル王を決定する安田記念と同じ舞台ということもあり、実力馬や、これから本格化を迎える4歳の素質馬を中心にG3としては好メンバーが集まりそうです。

単勝1番人気で優勝した競走馬は2007年のスズカフェニックスが最後。過去にも単勝11番人気のフジサイレンスが優勝するなど、波乱のレース展開になることが多いようですね。過去4年間の優勝馬はいずれも関東馬で、美浦所属の調教師が管理する競走馬は、3着内率35.7%と近年においては地元馬が優勢な傾向にあるといえますね。

上半期マイル王争奪戦に名乗りをあげるのはどの競走馬か。東京芝1600m、約1分半の熱き攻防をお楽しみに!

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