きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

短距離王決定戦

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4回中山最終日は秋のG1シリーズをスプリンターズステークスです。枠順決定後に出走メンバー最年長だったマジンプロスパーが右肩跛行のため出走取消。そのまま引退となってしまったのは残念でしたが、それでも15頭の快速自慢馬が揃いました。JRAより発表された前日オッズでは、1番人気はウリウリで単勝4.9倍、2番人気がベルカントで5.1倍、3番人気はストレイトガールで5.7倍、4番人気がミッキーアイルが7.1倍、以下ハクサンムーン、リッチタペストリー、ウキヨノカゼと人気がつづいていきます。人気上位3頭はいずれも牝馬となりました。

ウリウリは夏のCBC賞を優勝。セントウルステークスこそ逃げるアクティブミノルを捉えられず2着だったものの、それでも最速上がりの32秒8で後方からの一気の追い上げを魅せた馬でした。対するベルカントはアイビスサマーダッシュで復活を遂げ、北九州記念も優勝。重賞2連覇でサマースプリントシリーズのチャンピオンに輝きスプリンターズステークスに乗り込んできた馬です。ストレイトガールは今年春のヴィクトリアマイルを優勝。初のG1タイトルを手にした馬ですが、もともと昨年のスプリンターズステークスで2着するなどスプリント路線で実績をあげている馬です。

スプリント路線は絶対王者だったロードカナロア引退以降、短距離王者がめまぐるしく入れ替わり、不動の王者が不在のまま月日が流れています。新しいスプリント路線の幕開けとなるようなそんなレースを期待したいと思います。

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