きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

電撃の6ハロン

ようこそいらっしゃいませ。

いよいよ待ちに待った秋のG1シリーズが開幕します。
開幕戦は中山の芝1200mで行われ、快速自慢の馬たちが集うスプリンターズステークスです。昨年は中山競馬場の改修工事により新潟競馬場で約12年ぶりとなるG1レースが施行されたのも記憶に新しいところですね。春に行われた高松宮記念とならびJRAを代表するスプリント王決定戦としても広く知られています。昨今のスプリント界では、稀代のスプリント王 ロードカナロアが引退してからというものスプリント路線を牽引する絶対的王者の空位が続いているため、どの馬にも主役へのチャンスがありそうです。

今年は昨年の優勝馬スノードラゴンや今年の高松宮記念を制したエアロヴェロシティ(香港)が出走しないため、より混戦ムードが漂う中、今年のスプリント界の主役候補は、春のヴィクトリアマイルを制し、念願のG1ウイナーとなったストレイトガールでしょう。1600mでのG1勝利でしたが、1200mの実績は9戦8勝と驚異の勝率です。距離は問題なく、G1優勝で自信と実力を兼ね備えたとならば主役の筆頭となるのは当然ですね。

対するは今年のサマースプリントシリーズの王者に輝いたベルカントや昨年のNHKマイルカップを制したミッキーアイル、2014年の高松宮記念覇者コパノリチャード、香港からの刺客リッチタペストリーなど強豪ぞろいのうえ、6ハロンの短距離戦ですから一瞬の判断ミスが命取りになりそうです。

2005年から世界初の国際スプリントシリーズとなるグローバルスプリントチャレンジが創設され、その第8戦として施行されています。過去に参戦した外国馬の中から優勝馬も出ており、2006年に優勝したテイクオーバーターゲット(オーストラリア)が累計53ポイントを獲得し、総合チャンピオンに輝きました。

世界の強豪馬を迎え撃つ、日本馬との戦いに目が離せませんね。

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