きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

母父ディープインパクト

ようこそいらっしゃいませ。

今週は土・日・月曜祝日と3日開催です。土曜は阪神競馬場で阪神ジャンプステークス、日曜は3歳牝馬クラシック前哨戦のローズステークスが同じく阪神競馬場で、月曜祝日は菊花賞トライアルのセントライト記念が中山競馬場で行われます。2歳新馬戦は土、日、月とそれぞれ3鞍ずつ組まれ、有力馬が続々とデビュー。3歳クラシック戦線と合わせて2歳世代も暮れの大一番へ向けて、蹄音が高まります。

さてその2歳新馬戦ですが、土曜阪神競馬場で行われる2歳新馬(芝1400m)で母父ディープインパクトの若駒がデビューします。母父にディープインパクトの血を持つ馬は2012年産まれの世代が最初で、すでに昨年モズノキセキ(父ヴァーミリアン、母父ディープインパクト)とジュビリーライン(父スウェプトオーヴァーボード、母父ディープインパクト)がデビュー。先週の中山競馬場では父クロフネ×母父ディープインパクトの血を持つファントムグレイが芝1600mを走っています。いずれの馬も勝ち星はまだですが、2013年産まれの世代はファントムグレイも含めて19頭と増え、ハービンジャー産駒で母母がオルフェーヴルにドリームジャーニーを産んだオリエンタルアートの血を持つ若駒や、新種牡馬ワークフォースやカジノドライヴとの仔もいますから楽しみが増えます。

それにしても、しばらく前にサンデーサイレンスのクロスを持つ美がデビューしたことに時の流れを感慨深さを感じたかと思ったら、もう母父ディープインパクトが登場する時代ですか。クラシックの大舞台で、父ディープインパクトの馬vs母父にディープインパクトの血を持つ馬との激突も、夢想ではなくてもうすぐそこといった感じもしてきます。

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